―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―

 若者の政治への関心や選挙の投票率が低いなどという声が護憲・平和運動をしている仲間からよく聞く。

そして「どうしたら若者たちが運動に参加してくれるだろうか?」という課題が長い間続いている。

去る10月8日の東京新聞第一面に「社会問題 みんなで話そう/若者50人 悩み・体験共有」という記事が載った。

「学校職員鈴木愛紗実さん(27)は、同僚や友人から政治の話を避けられがち・・」と。

別途、私の友人の教師からは「教室で時事問題についてうっかり自分の考えを話すと学生から学校へ告げ口をされる」と聞いた。

私が現役の頃、社内では懇親会でさえ政治を話題にすることはタブーであった。

これでは政治への関心が低いことは若者の責任ではなく、そういう環境をつくりあげてきた私たち老人たちの責任だ。

一方、「政治に関心を持たずに暮らせるのが幸せだ」

とか

「無党派層は選挙で投票に行かず、家で寝ていてもらいたい」などと政府与党の複数の重鎮が公言するくらいだから、

政府与党は若者のみならず国民が政治に関心を持たないように様々な手段を駆使している。

軍備増強で戦争の準備を進めている政府を一刻も早く交代させねば、今後に長い人生を持つ若者たちがウクライナのような地獄を味わう可能性が大きい。

後期高齢者の私の幸せは、若者たちが平和の下で幸せな人生を全うできることを確信できることだ。

まだまだ自分の身体を動かして活動を続けねばならない。

2023年10月10日 記

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