―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―
数年前、私の親しい友人が癌の手術を受けた。
患部が微妙な所で「手術の結果、命が助かる可能性は50%」と言われたそうだが、友人は9時間をかけた難しい手術に耐えて、今では一緒に一杯できるほどに回復した。
難しい手術を受けると決めた友人の判断力に今になって感心している。
これは個人の場合だが、日本社会の現状を眺めるとどう考えても健康ではない。
安保法制強行採決、「統一教会」との癒着、新型コロナウィルス対策、軍事予算の倍増、米国の属国化など、挙げればきりがない。
これはもう重篤な「社会病」だ。
絶対に戦争に巻き込まれない平和で「健康」な日本にするにはどういう「治療法」があるだろうか?
またその治療法によって快復する「可能性」はどれ位あるだろうか?
憲法を護り、平和をつくろうとする人々は日本の各地でさまざまな方法で活動をしている。
抗議集会、デモ行進、声明発表、署名集め、要請文提出、政府交渉、裁判など、友人・知人がこれらに参加している。
しかし、今の政府・与党議員たちは国民の声に耳を傾けて、現在の政策を変更する可能性は何パーセントあるだろうか?
私個人は「可能性はゼロ%」と判断している。
もう、政府・与党に働きかけて、彼らが態度を変えるのを期待するのではなく、政権の座から追い出す方法を採用した方が「可能性が高くなる」と思う。
即ち、できる限り早く、活動の方法を抜本的に変更した方が良い。
それは主権者である国民に働きかけることだ。
2023年10月16日 記
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