ー以下小倉志郎さんの寄稿文の引用ー

 誕生してから4歳と2か月半までは戦争中だったが、東京での空襲を体験しながら、運よく生き延びて、それ以後満82歳5か月になる今まで約78年間、私個人は平和な世の中で暮らすことができた。

今、日本人男性の平均寿命を超え、特に持病というものも無く健康を保っていることが、我ながら奇跡のような感じさえしている。

今後、いつあの世へ行こうとも不満は無い。

しかし、まだ願望が無くなったわけではない。

いつまでかわからなくても生きている間は幸せでありたいと思う。

その願望の中の最大のものは、人々の「笑顔」に囲まれて過ごしたいということだ。

とりわけ、子どもたちの笑顔を見ると、私の心は幸せになる。

なぜなのかはわからないが、自然にそうなるのだからし方がない。

もちろん、大人の笑顔を見るのも気持ちが良い。

他人の笑顔を見るとおそらく私の顔も笑顔になるのだろう。

もし、その笑顔がまた他の人の笑顔を生むとすれば、これは笑顔の連鎖反応だ。

この連鎖反応が日本中に広がれば、日本は笑顔で満ち、幸せな社会ができあがるだろう。

これが起きるのに、お金はかからない。

先ずは、子どもたちが笑顔になることを目標とする政府をつくりたい。

お金はかからないのだから、やる気さえあればできるはずだ。

その様な政治をやる政治家を選挙で選びだそう。

2023年10月28日記

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