ー以下小倉志郎さんの寄稿文の引用ー

 「攻められたらどうする?

非武装だったら、皆殺しにされるぞ。

目の前で家族が殺されるのを黙って見ているのか?」

とは軍備必用論者(A)の常套句だ。

非武装論者(B)の私が「国際法上も白旗を上げて降伏すれば、攻撃をされない。

現に、米軍は日本を占領した(今も占領状態だ)が、日本人を皆殺しにはしなかった」

と言えば、Aは「日本の隣国人はアメリカ人とは違う」と反論する。

違う理由・根拠の説明は無い。

もしも、日本が非武装で隣国を攻撃したりする可能性もないのに、日本を攻撃し、日本人を皆殺しにするとしたら、隣国人はサディストと言うことになる。

人種的にも非常に近い関係にある隣国の人々をサディストと決めつけるのは不可解だ。

考えられる理由は、A自身の中に、隣国が非武装の国だったら、国際法など無視して、攻め込み無抵抗の隣国人を殺すのは当然だという気持ちがあるのだろう。

即ち、Aは自分の心の中にサディストの心情が住み着いていることに気が付いていないのだ。

しかし、他者に対して残酷な行為をすることを好むサディストは異常な心理の持ち主だ。

これは一種の精神病に分類されている。

Aに正論を説いて納得させることは至難だ。

Bとしてやるべきことは、AにもBにもなり切れていない多くの国民に非武装こそ日本が戦争を避けるために一番良い方法であることを根気よく宣伝することだ。

2023年10月30日 記

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