―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―

 私が購読している東京新聞の朝刊には「本音のコラム」という欄がある。

7人の多彩な職業の筆者が1週間7日の各曜日を分担して書いている。

昨日11月4日の本欄は師岡カリーマさん(文筆家)が「武力の無力」と題して書いていた。

日本の非武装化を訴えて毎日一人デモをしている私は「わが意を得たり」と感じた。

現在真最中のパレスティナとイスラエルの戦争状態を対象にして、「ガチガチに武装したところで軍事力では真の意味で国を守れない。

日本を守るのも、非戦の決意と人間の尊重に裏打ちされた地道な友好構築なのだと思う。」と結んでいる。

同新聞の数十万人の購読者にこのメッセージが届くだろう。

一方、長崎テレビのニュースによると、一昨日11月3日には、長崎県佐世保市で海上自衛隊佐世保教育隊や陸上自衛隊水陸機動団、それにアメリカ海軍から総勢650人が参加したパレードが市の中心部の商店街で行われた。

しかも、参加の隊員たちは銃を携行してだ。

このようなパレードが毎年あり、今年で19回目だという。

佐世保市は敗戦以前、日本海軍の地元で軍隊によって経済が成り立っていた歴史がある。

しかし、軍隊が本来の職務を果たす時、市民の暮らしがどうなるかは、今のウクライナやパレスティナの惨状を観れば明らかだ。

佐世保市民の「本音」はどうなのか、ぜひ知りたい。

2023年11月5日 記

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