―以下小倉志郎さんの寄稿文引用―

 日本は民主主義という価値観持つ「先進国」という声がマスメディア上では何の疑問符もつかずに流れている。

米国政府からも、中国・ロシア・北朝鮮などとは違う共通の価値観を持つ国と呼ばれる。

それは本当だろうか?

現与党の首相経験者で今でも有力者とされる2人の人物がそれぞれ「無党派層の人は選挙で投票に行かずに家で寝ていてもらいたい」とか「政治に関心を持たずに暮らせる国が良い国だ」などと公言している日本が「先進国」だなんて、ちゃんちゃらおかしい!

多くの国民が政治に関心を持たず、選挙で投票もしなければ、「地盤、看板、カバン」がある自民党や組織票がある公明党が政権を維持するために超有利になるのは明白だ。

しかし、選挙で投票すること、即ち候補者選びや投票に行くことを面倒な義務と感じている有権者にとっては、政界の偉い人が「投票に行かずに家で寝てて良い」というのだから、ありがたいと思うだろう。

その結果が、国政選挙で約50%の有権者が棄権をしている事実だ。これでは日本は「先進国」どころか「発達遅延国家」と言うべきだ。

たった一人の発達遅延児童の療育も至難だが、まして1億以上の人口を有する発達遅延国家の療育は不可能に近い。

日本の選挙の投票率を上げるにはその位の覚悟をもって活動をしなければならない。

2023年11月19日 記

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