―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―

 軍備を必要と主張する改憲派ばかりでなく、護憲派の中にも「外国から攻められた場合、国境を守るための最低限の武力は必要だ」という人が居る。

しかし、「国境」とは武器を使って戦う、即ち殺し合いをしてまで守るべきものだろうか?

明治時代に入る前、北海道は「蝦夷地」と呼ばれ、ロシアとの間で国境など定まっていなかった。

沖縄は「琉球王国」という独立国であり、日本の領土ではなかった。

即ち、今日本で「国境」「領海」などと呼んでいるものはわずか2~300年前には無かったものだ。

それらが無かった時代でも、私たちの先祖たちは平和に日常生活を送っていた。

ジョン・レノンの「イマジン」のように国境の無い世界を想像しなくても、現実に国境の無い世界が存在したことは確かだ。

数百万年に亙る人類の歴史上、「国境」が無かった時間に比べたら、国境がある時間はゼロと言っても良い。

そんな極く最近人為的につくられた「国境」を巡って戦争をするなど愚の骨頂だ。

もしも、現在ある国境がそれを挟む隣国同士の間でどちらかにあるいは両者にとって何か不都合があるのであれば、時間をかけて話し合いすれば良いだけの話だ。

国境を守るための軍備など全く必要がない。

犯罪者の密入国・密出国などを取り締まる警察力があれば十分だ。

2023年12月9日 記

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