4日、地元の公民館で高齢者を中心とする集まりで歌とサックス演奏を依頼された。

社会福祉協議会主催の行事で広報宣伝もあって100名近くが集まり私は1時間半、昭和の歌謡曲を12曲、熱唱,熱演奏した。

演奏の合間のトークで我々「鐘の鳴る丘」世代の平和を守る責任について話し、自著の紹介も行った。

会が終わり何人かが私のところに来て自分の戦争被害体験を話し二度と思い出したくない、と言う。

あるご婦人の父君はニューギニアで戦死、別のご婦人は疎開先の山形県から召集された父が満州の遼陽で戦死し遺骨だけ帰ってきたと。

NHK朝ドラで放映中の「ブギウギ」では戦意高揚に反する敵性音楽とされたジャズやブルースなどが国、警察の弾圧で禁止された重苦しい社会、

愛する弟が赤紙1枚で召集され戦死したとの知らせを受け落胆する父と姉の主人公福来スズ子、ことブギの女王笠置シズ子が描かれている。

将来世代に二度とこんな経験をさせないためにも日本は自衛隊を国際災害救助即応隊に衣替えし,米軍は撤退させ軍隊のない=戦争のできない非武装日本を一刻も早く実現すべきだ。

5日夕方の民放テレビニュース;

タクシー運転手が道路の鳩を轢いた現場を見た通行人が110番通報した。

駆け付けた新宿署の警官が死んだ鳩を警視庁鑑識課に回し司法解剖の結果、鳩の死因は外傷性ショック死と診断。

運転手は鳥獣保護法違反の疑いで逮捕された、と。(東京新聞12月5日夕刊社会面にも記載あり)

先の大戦では310万人の人間が死んだんだよ!

鳩の命も大切かもしれぬが戦争勃発への危機感欠如を通り越しオメデタ過ぎる平和ボケ日本に開いた口がふさがらない。

2023年12月10日 記

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