今回は先月号に続いて鹿児島県の同志横山富美子さんから送られた11月号を2回に分けて掲載したい

-11月号「時の話題」の引用―

サのおしべの毛の突然変異が、原発に近ければ近いほど多く、遠くなれば少なくなることを突き止めたのです。つまり原発近くの人はガンになり、遠くの消費地に行くにつれてガンが減るということです。

特に、ヨウ素は植物の体では1000万倍に濃縮されるということが分かりました。なんと非道な発電装置だ、と強く思ったものです。それまでの高校時代までは、国は間違ったことをするはずがないと教えられ、そう思っていました。ところが、原発についてはいくら問題点を指摘しても、国と電力会社は耳を貸すことなく動かし続けていたのです。人間の体は炭素、水素、酸素などの原子が結合した分子からなっています。放射能から出されるアルファ線、べ―夕線、ガンマ線などの放射線は、分子の結合エネルギーの何千倍、何百万倍の力で断ち切ることができます。つまり、人間の細胞は破壊され、DNAも壊されていくわけです。実際、原発からの距離によって、アメリカで乳ガンの多発、ドイツでは国の放射線防護庁が自血病の高率での発症、国内でも、泊原発周辺でガン多発、玄海原発で白血病の多発が、それぞれ報告されました。鹿児島では、薩摩川内市の働き盛りの一人当たり医療費が、全国平均の二・六倍と報道されています。

死ななくていい人が、日常的に放出される放射能によって塗炭の苦しみを味わいながら死んでいる。九州電力川内原発も、殺人行為を今も日々続けているのです。

福島原発事故を見るまでもなく、重大な過酷事故が起これば、大規模に汚染され人はそこに住めなくなります。多くの人命が奪われていきます。福島では原発関連死が、2000人を超えています。放射能を浴びた人は、やがて病気に罹ることになります。そもそも、世界有数の地震国である日本で原発の稼働はあり得ないことです。昨年12月から始まった川内原発20年運転延長に対する県民投票条例の運動は、10月26日、県臨時議会で否決されました。多数派の自民、公明の議員が反対したためです。来年の7月には知事選が実施されます。塩田知事に代わる、原発に不安を持つ県民意志を代弁する新しい知事を迎える土壌は耕されました。県議選は3年後に待っています。臨時議会で否決されようと、私たちは下を向く必要もないし、その気もありません。原発は、人類と共存できないのです。

―以上引用終わりー

編者注:鹿児島県の塩田康一知事(前職経産省)は21日、川内原発の20年の運転延長を容認する考えを表明しました。福島原発事故をすっかり忘れた決定です。同志の横山富美子医師は前回の鹿児島県知事選に護憲と反原発を掲げて無所属で立候補(新社会党、共産党が支援)しましたが塩田氏に惜敗しました。原発推進人物を知事にしたのも彼に投票した有権者と棄権した有権者です。

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