能登半島地震被災地には1か月以上たつというのに水や電気がない不自由な生活を強いられている多くの人がいる。

地震は天災だが、減災措置や起きてしまった後の人命救助や復旧・復興は人間の手でどうにかなることだ。

能登半島の被害状況は今や天災というより中央・地方両政府の無策による人災による被害ともいえる。

地震被害を伝える番組は毎日あふれているが今後の大規模自然災害に備える抜本的対策についての話は聞かない。

戦争についても同様だ。

過去の戦争の悲惨さについてはテレビ報道もされるし出版物も多い。

ウクライナやパレスティナの被害報道も盛んだ。

しかし武力紛争は、お互いに武力を持ち戦う結果起きる。

武力紛争を無くすには双方の武力を無くすしかないのだがこのような議論は何故かされない。

天災である大地震、人災である戦争の双方に共通するのは過去や現在の状況は報道するが将来同じ被害を繰り返さないための抜本的施策となると途端に報道されないことだ。

歴史問題は自分たちの責任ではないと知らん顔ができるからだろう。

既に起きていることは書き立てる報道、評論家、出版も現状を改善する抜本的対策となると、政治の話と見做すのか語らない。

私たちが提唱する非武装中立、災害専門官庁と災害救助即応隊新設による災害への備えにより平和で安心・安全な社会を作る提案はどうやら政治の話らしい。

自公政治批判になることを恐れてか、マスコミも学者も評論家も及び腰だ。

「新版自衛隊も米軍も、日本にはいらない」は対米追随の軍事大国化路線、災害に無為無策の自公政府に対する批判であり抜本的政策の提言であるからか、マスコミは取り上げる勇気がない。

本書のまともな提言が多くの人々に知られないのは日本社会にとって大変不幸だ。

2024年2月8日 記

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