―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―

 ウクライナ戦争は停戦が近づいて来たように私は感じる。

ウクライナとロシアの間でまだ妥協の気配は見えないが、米国やNATOによるウクライナへの支援があろうと無かろうと、このまま戦争が続けば、双方の犠牲は増え続けることは確かだ。

働き盛りの青年・壮年たちが死傷して行く。

そればかりではなく、ウクライナでは非戦闘員の国民も犠牲になる。

人の命や健康と幸せな日常生活はお金では買えない大事なものだ。

停戦後の国境がどうなるかについての意見が出だしているが、歴史的にはヨーロッパの国境など時代によって変動をしてきた。

EU内では人々はまるで国境が無いかのように自由に行き来している。

そんな国境にこだわって大事な国民の犠牲を増やし続けることの愚かさをもうそろそろ双方の政治家たちが気付く頃だろう。

そのように、双方の目標が一致すれば停戦はすぐに実現する。

そして、世界中の国々が「戦争の継続より、停戦が双方にとって得策だ」と声を上げれば、停戦は確実になるだろう。

既に、双方合わせて数十万人の死者が出ていると推定されている。

「報復の連鎖」の結果だが、ことの発端はほぼ10年前にウクライナの内政問題を武力で「解決」しようとしたことだ。

「解決」どころか、「ロシア系国民を弾圧してロシアへの挑発」を企てたという説まである。

私たちは、非武装で平和を保つコスタリカに学ぶと共に、武力に頼ったがために、戦争に巻き込まれたウクライナにも学ばねばならない。

2024年2月17日 記

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