ニューヨークは「人種のるつぼ」と言われている。
カナダのトロントは「人種のモザイク」だった。
ニューヨークは人種が混ざりあって住んでいるから「るつぼ」でトロントは人種ごとにある程度固まって住んでいたからモザイクだ。
異なる人種が隣り合って住んでいるからと言って毎日ぶつかり合いなど起こらない。
両市ともに民族紛争など聞いたことがない。
今日もタクシーに乗ったがドライバーはジャマイカ出身か、ハイチ出身かわからないが黒人だ。
やたらにパタパタとしか聞こえない意味不明な早口コトバの放送を大音量で聞き大笑いしながら運転している。
しかし行先は心得ていて英語は完璧に通じている。
ニューヨークで出会う日本人女性も生活力、バイタリティーがものすごい。
ニューヨークの労働者の最低賃金は1時間15ドル(約2200円)だが最低賃金では雇えないらしく、時給20ドルから25ドル(約3000円から3800円)が当たり前と聞いた。
物価は2年前より確かに上がっているが賃金は追いついているようだ。
家賃が高いのが問題だと、TVニュースのインタビューに庶民が答えていた。
民族、宗教、などの違いが原因で争いが始まり戦争が起こるのではない。
キッカケを作りだして戦争を起こさせて武器で儲ける軍事産業、武器商人が政治権力者と結託して金儲けのために戦争を起こすのだ。
アメリカの最大の公共事業は軍事産業である。
見上げるようなマンハッタンの摩天楼は米兵も含む戦争犠牲者の血と肉がお金に化けて出来あがったようにも見える。
2024年2月22日 記
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