こちらに来て2度目の土曜日、足のむくみは取れたので今滞在している付近のマリ―ヒルと呼ばれる古い街並みを散策した。
ニューヨークはいつ来ても新旧の建物が混在する素敵な街で見ていて飽きない。
夕方から私の歓迎会をしてくれるというのでユニオンスクエアー近くのレストランに出かけた。
ユニオンスクエアーは古くから各種のデモ、プロテストが行われる公園で2015年のNPT見直し検討会議の際にはそこで日本から来た平和団体の活動をお世話をした。
歓迎会に集まったメンバー大半が女性だが当日都合などでこれない仲間もいれたら15名ほどの歓迎会で参加者は皆、非武装中立運動の応援団だ。
反戦、反原発、反ワクチンなど巨大な権力が,お金目当ての思惑で進めるこれら諸悪に敢然と立ち向かうアーティスト(画家、版画家、著述家、舞踊家)など行動力抜群の活動家たちだ。(写真参照)
日本の女性も最近は変わりつつあるとは思うが、昨日集まった仲間は日本の閉塞状況に見切りをつけて日本を飛び出してきた人達だけあってずば抜けた行動力の持ち主だ。
3月9日マンハッタンのJAA(ニューヨーク日系人会)での私の講演会への協力も約束してくれた。
歓迎会に行く途中の5番街の交差点でプロサッカー選手か審判かわからないが「仕事に見合った賃金を払え」とクラクションと笛を鳴らしながらのスタンディングデモに出くわした。(写真参照)
アメリカ人の方がよほど社会の不正、不条理に対して我慢せず声を上げていることを日本の仲間に知って欲しい。
2024年2月26日(2.26)記


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アメリカ人に「アメリカの価値は何ですか?」と聞くと、即座に「フリースピーチ(言論の自由)」と言う。日本でも”言論の自由”は当たり前の事ということになっているが、大方の日本人は基本がわかっていないから、日本には真の言論の自由は無いように見える。「言論の自由」、「表現の自由」という場合、相手の考えが、自分と違っていたとしても、人はそれぞれ自分の考えを持つのは権利であるということを、互いに「認識」していることが前提である。そうでなければ「表現の自由」は成り立たない。
子供の時から、家庭で、学校で、「あなたの考えを言いなさい」と教育されるアメリカ人は、とにかく口達者だ。「あなたの考えを表明することはあなたの権利です」ということが当然であるという社会で、初めて社会の不正、不条理に対して声を上げられるのです。