―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―
池田香代子さんが訳した「世界がもし百人の村だったら」という超有名な本がある。
世界の人口は去年初めて80億人を超えたそうだ。
私もその内の一人というわけだ。
80億人と言われても目の前に80億人の人の姿をイメージすることはできない。
百人くらいなら、どのくらいの多さかをイメージし易い。上記の本はそれでわかり易くなったのだろう。
では、世界の代わりに日本を考えてみよう。「日本がもし百人の村だったら」である。
そして、一人が一票ずつ持っているとして、今の政治状況をおおざっぱに表現してみれば、与党と野党にそれぞれ25人ずつ投票し、残りの50人が投票を棄権するという状況だ。
小選挙区制と野党がまとまらず分裂状態であることから、国会で与党議員が圧倒的多数の議席を占めることになるのは当然だ。
戦争や原発事故の心配がなく、自然災害にも即応できる暮らしやすい日本にするには、政権を交代させるしかない、と言われて久しい。
もし、与党への投票者が5人減り、棄権する人が5人減ったらどうなるか?与党:野党:棄権=20人:35人:45人=4:7:9になる。即ち、与党投票者と棄権者が5人投票行動を変えるだけで野党は圧倒的に有利になる。
そのためには野党は同志だけの勉強会や政権批判のデモだけではなく、与党支持者や棄権をする人々に向かって投票行動を変えるよう声を上げることにも注力すべきだ。
2024年3月18日 記
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