軍備必要論を説き日本がもし攻められたら、戦う自衛隊が必要と言う人がいる。
やられっ放しだと金正恩など無法者に甘く見られるから丸腰では絶対ダメと言う。
こういう意見の持ち主は本書「新版自衛隊も米軍も、日本にはいらない」をお読みになっていないと思うので是非読んでもらいたい。
それもじっくり内容を吟味しながら。
偶々書棚からアレン・ネルソンの「戦争論」のCDが出てきて20年ぶりに聞いた。
アレンさん(1947年生まれ、18歳で志願してベトナム戦争を体験した元海兵隊員)が日本の学校に招かれ生徒向けに話した講話のようだ。
彼の肉声が生い立ちやベトナム行前の沖縄での殺人訓練、ベトナム戦争の真実、米兵の行状を正直に語っている。
自公政府は自衛隊内に日本版海兵隊を新設し離島防衛と奪還の部隊と位置付けた。
アレンさんの語る内容は毎日銃の手入れと殺人訓練に明け暮れる海兵隊の姿だ。
―以下引用―
日本やアメリカ政府は兵士をpeace keepers(平和部隊)と呼ぶ。
しかし本棚にガンジーやマーティン・ルーサー・キングの本はなく、
置いてあるのは武器の使い方と敵の殺し方のマニュアルだけだ。
訓練教官は18~19歳の兵隊に向かって「君たちは何をしたいか?」と言わせ「Kill! (殺し)」と答えると教官は
「もっと大きな声で!」と言い「Kill ! (殺し)」と繰り返すと
「もっともっと大きな声で言え!」と言う。
3度目に兵隊は「Kill ! 殺し!」
とライオンが吠えるように絶叫する。
―引用終わりー
私は自衛隊、米軍を殺人破壊の組織というがそれは決して誇張ではないことがお分かりだろう。
攻められたら戦うための自衛隊が必要と言う人たちに問いたい。
あなたたちご自身は戦い、人殺しができますか?
あなた方の子供や孫に人殺しをさせられますか?
それは出来ないと言うなら、あなた方は自衛隊や米軍に人殺しをさせて自分達は安全圏にいようとする卑怯者である。
2024年4月6日 記
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