―以下小倉志郎さんの寄稿文の引用―
「民主主義」を守れば万々歳という訳には行かない。
「民主主義」は人間が使う単なる「道具」であって、使い方を間違えると恐ろしい「凶器」にもなる。
例えば、包丁のようなものだ。
料理を作るのには便利だが、場合によっては殺人にも使える。
日本の国会には与党および野党に様々な政党があるが、その中に民主主義を否定するものはない。
無所属の議員にも民主主義を否定する人物がいるとは聞いたことがない。
即ち、国政の最高の権力機関である国会のほとんど全ての議員が民主主義を肯定しているのに、日本の政治が今のように国民の幸せにつながらない状態で、さらに増々経済的に苦しいだけでなく、戦争に巻き込まれる可能性が高くなるような方向へ動いて行くのは何故だろうか?
答えは簡単だ。
道具である民主主義を主権者である国民が上手に使いこなせていないからだ。
国民の代理人である議員がおかしな政治を行っているのであれば、自分の代理人である議員を交代させれば良いのだ。
おかしな政治を行っている与党に投票する国民、および、「面倒だ」「投票したい人がいない」などと屁理屈をこねて投票所に足を運ぼうとしない国民が多いことは「道具を上手く使いこなせていない」証拠だ。
問題を解決するためには私たち国民はお互いに注意し合って「道具を上手に使いこなせる」国民になるしかない。
2024年4月9日 記
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