今回は非武装中立論は小休止してニューヨークとカナダを行脚して気付かされたマリファナ解禁の事情について書く。

嗜好用大麻の合法化を受けて爆発的に増えた無許可のマリファナ販売店の取り締まりのため、ニューヨーク州の大麻管理局は裁判所の営業停止命令を取得しやすくすしニューヨーク市などの自治体も営業停止命令を執行できるようにするらしい。

カナダのトロントではかつて私が毎日通った大手食品スーパーマーケットのビルの2階で東京スモーク(マリファナ販売中)と書いた派手な看板があったので店内に入ってみた。

カナダでもマリファナは合法化されているが国外持ち出しは違法だ。

カナダの友人にマリファナ解禁の理由を聞いたら、後でニューヨークで聞いた以下の理由と同じとわかった。

1)マリファナには中毒性はない

2)コカインなど、より危険な麻薬中毒に進む心配も少ない

3)解禁により大麻の使用は合法になったので犯罪件数が大幅に減少し警察の取締り経費(含む刑務所収容費用)が大幅に軽減

4)公認することによってたばこ税以上の税収が見込め国などにとり財政上、大きく貢献

5)反社会的集団が大麻の売買で闇資金を稼ぐ道を封じる

6)医療用にもマリファナは色々効用が ある

即ちマリファナを違法として犯罪化する意味はないと多くの人から異口同音に聞いた。

日本の医学界などの意見も是非聞いてみたいものだ。

日本の留置場、刑務所に収監されている10代、20代の囚人の大半がマリファナ喫煙による犯罪者である事実はあまり知られていない。

2024年4月16日 記

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