昨日は新潟市万代市民会館に出かけた。

新潟駅で朝日新聞の朝刊に5月4日に続いて昨日も「新版自衛隊も米軍も、日本にはいらない」の広告が掲載されたのを確認した。

新潟行脚の目的は準備が始まった柏埼刈羽原発の再稼働阻止のため開催された小出裕章氏の講演会の聴講と8月31日にここで実施予定の私と神田香織さんの講演会の会場下見だ。

300席の会場は満席で中に入れず外のモニターで視聴する参加者も出る盛況ぶり。

そもそも放射能被害を生む原発は人類と共存できない代物だ。

講演の中で図示された世界の原発立地と海洋プレート(地震発生源)の世界分布図を見て改めて実感したことがある。

地震源の全くない欧米の原発立地と比べて多数の海洋プレートがぶつかりあっている地震大国日本に53基もの原発を建設する判断自体がいかに愚かで危険、無謀、無理筋であったことか。

さて危険極まりない原発の安全操業失敗(原発事故)と危険極まりない殺人破壊兵器を持つ自衛隊・米軍が外敵侵攻からの防衛に失敗した際の政府の対処策がほぼ共通なことに気付いた。

どちらもまずは政府は一応万全な策を講じていると国民を安心させる。

いざそれが原発事故が起きたりミサイル防衛に失敗したりすれば想定外の事態が発生したとして政府は被害の拡大抑制に動くことを約束する。

しかしそれも失敗して国民に直接危害が及びそうになると

政府は最後、住民に避難を命じる。

しかも避難計画は最後は自治体に丸投げする無責任さだ。

「全原発を廃炉に」の安保版は「自衛隊・米軍は日本にはいらない」である。

「武力で平和は作れない」ではない。

「武力は全く役立たず」だから、「国民の税金を無駄に使うな」だ。

2024年5月12日 記

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