今日は自民党政権にとどめを刺す森永卓郎さんのご著書「書いてはいけない」を紹介したい。

森永氏は「年収300万円時代を生き抜く経済学」のベストセラーで有名な経済アナリストであり反戦非武装論者とも聞く。

彼は昨年、末期すい臓がんを宣告され、どうしても書いておきたいいくつかのタブーについて遺言代わりに書いた。

タブーとは

ジャニーズ事務所問題、ザイム真理教、日航123便はなぜ墜落したのか、

日本経済墜落の真相、の4つだ。

私は金融にいたものとして財務の健全性を重視する点では彼と意見を異にするが、JALの事故については青山透子さんの人生を掛けた著作を読んで知っていた。

彼女は日本航空株式会社国際線客室乗務員時に、日航123便で殉職したグループに所属していた経験を持つ。

事故で犠牲になった同僚や遺族の無念を晴らすのに必要な化学知識を得るため東京大学大学院新領域創成科学研究科に学び博士号まで取得した執念と努力のノンフィクション作家である。

御巣鷹山の尾根に残された遺物の科学的な分析結果から自衛隊による「テストミサイル誤射説」を徹底検証。

「日航123便 墜落の新事実: 目撃証言から真相に迫る」(河出文庫)以降、連作を著して事件の真相に迫る告発を続けている。

いかに自民党政権が国の政治を担う政党としてふさわしくないかを知るためにも森永さんの渾身の書を是非読んでほしい。

中曽根首相が墓場まで真実を持って行かなかったら、現在抜本的に強化された自衛隊の存在もなく、現在の物価高の原因とされる円安も、アメリカの圧力によるプラザ合意後の過度な円高誘導が正常に戻ったまでのことの可能性が高いことが理解できる。

2024年5月30日 記

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