私たちが目指す非武装中立「美しい日本」を実現するためのロードマップについては本書第7章におおむね書いてあります。ピースアゴラではこの計画の達成期限をハッキリ2025年と限っているのでまずは計画開始初年度(残り4か月未満の年内)に実行しようとした当初計画から説明したいと思います。

それは

1)来る衆議院総選挙で我々の同志を最低5名国会に送ること

2)在日米軍および在韓米軍駐留の口実となっている中国、北朝鮮、台湾、香港、韓国の間の緊張を緩和して米軍駐留不要の機運を高めるため新政権にわれわれ市民が積極的平和外交の推進を要請する。ちなみにこれらの国はいずれもかつて日本が占領・支配した国であり旧宗主国として日本には問題解決の責任の一端があります。

具体的には以下の外交問題について

1)新政権に対して南北朝鮮戦争の終戦協定締結に向けて関係国に働きかけ、同時に日朝平和条約締結と拉致問題の早期解決の実現を要請する

2)新政権に対して東アジア非核化宣言に向けて韓国・北朝鮮が日本と共に核兵器禁止条約に署名・批准するよう働きかけを要請する

3)新政権に対して尖閣諸島の領有権を巡る紛争解決を国際司法裁判所の判断にゆだねるよう働きかける      以上の3つです。

残念ながらスタートがコロナ禍で出遅れこれらのスケジュールの中で年内に実現できそうなのは最初にあげた総選挙で勝ち上がってくる新しい衆議院議員と現職の参議院議員の中から同志を最低5名発掘することくらいになりそうです。

既に8月中にすべての衆参両院の国会議員706名に本書「自衛隊も米軍も、日本にはいらない」をピースアゴラの設立趣意と提言実現への協力依頼状を添えて献本済みです。ピースアゴラでは総選挙が終わり少し落ち着いた段階で、めぼしい国会議員に個別に接触して同志として期待できる現職国会議員を最低5名は当たりをつけるつもりです。

外交問題は大きなテーマであり政府・与党および外務省が本気で動かない限り1センチも前には進みません。しかし外交は何も政府や与党だけがするものではなく野党も市民も政府とは別に野党外交、民間外交を行うことは可能です。万一政権交代が実現しなくても目標実現の機運を盛り上げるための外交は野党でも市民でもできます。野党が政権担当能力あり、国民の信頼が厚い有力市民であると相手国の政府が認めさえすれば、今は野党、一介の市民であっても次は政権の座に就き次の政権に影響力を持つ有力者と見て私たちの提言に真剣に耳を傾けます。そのためにも政権交代が常に起こる政治状況すなわち「影の内閣」が翌年には本物の内閣になるかもしれないと相手国政府に思わせる政治状況を作る必要があります。野党が万年野党では相手国政府は日本の野党・民間外交の担い手を相手にしません。だから政権交代は厚みのある外交をすすめる上からも絶対必要です。今回の総選挙は9年ぶりに巡ってきた政権交代のビッグチャンスです。“敵失だらけの自民党”と“下駄の雪“公明党から今回こそ政権奪回を実現しようではありませんか。

2021年9月9日 緊急事態宣言延長の菅総理記者会見を見つつ 記

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