世界の全ての軍隊は政治家が話し合いで解決できない揉め事を暴力で決着をつけるための国家公認の暴力組織だ。

日本の自衛隊も同様であり今まさに敵基地攻撃の拠点作りを急いでいる。

戦争はひとえに軍需産業の利益の為に行われる。

ほとんどの国民にとって戦争は被害のほか何も残らないどころか、ひとたび原発に着弾でもすれば日本は永久に人の住めない国土と化す。

戦争のきっかけはいくらでも見つけられるが話し合いで解決できない紛争などこの世界には一つもない。

絶対にない。

しかし軍人、兵器産業、軍需産業を票田とする政治家にとって戦争がない世界は最大の敵だ。

紛争を戦争に持ち込みたい政治家は問題解決の話し合いを避ける。

ロシアのウクライナ侵攻しかりだ。

ウクライナ東部のロシア系住民への人権蹂躙に端を発した内戦状態を停戦に持ち込んだミンスク条約もウクライナは破った。

ゼレンスキー大統領は東部ロシア系住民の人権を擁護すると約束しロシア系住民の支持を得て大統領に就任したにも拘わらずロシア系住民を裏切った。

そしてなまじ軍隊を持ちNATOの軍事支援など受けてきたことがロシアを刺激し今回のロシア侵攻を招いた。

相手に暴力行使の口実を与えない非武装に勝る安全保障策は無い。

軍事力に対して軍事力で対抗する世界をいい加減私たちは野蛮で間違っていると気付いてもよさそうなものだ。

外国はどうであれ日本は世界で唯一原爆を投下され瞬時に命を奪われた無辜の市民21万人の犠牲のうえに生まれた平和憲法を持つ。

その日本人が憲法を踏みにじり軍事大国アメリカの手下に成り下がっている自民党政府を下野させず政権の座につけたままでいる。

日本人としてこれ以上の恥辱はなく先の大戦で亡くなった310万人の日本人の霊に申し訳が立たない。

2023年2月20日 記

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